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2005年3月29日

虚飾の愛知万博

地元愛知では店頭での入手は困難と言われているようですが、amazonから普通に買えました。会場になっているの藤が丘・長久手町界隈はぼくにとって学生時代を過ごしたとても馴染みのある場所で、メイン会場となり閉館することになった愛知青少年公園もよく遊びに行ってものです。名古屋の中心部から長久手あたりまで住宅地が続き、そこから先は丘陵地に森・雑木林の続く、ほんとなにもないところで、大学の裏山から獣道をつたって山菜採りしたり、いくつもある沼に出て釣りしたりできました。会場がここでなければ万博そのものにたいして興味もなかったと思います。万博の中身といってもマンモスやトトロの家、トヨタのロボット以外あまりよくわかりませんし、会場に二つも観覧車があると聞くだけで発想の貧困さを感じてしまいます。この本の内容のようにおそらく大規模なイベントには大なり小なり怪しげな事情を抱えているとは思いますが、もし万博に行くのであればこの本はオススメです、いろんな意味で見どころが増えますから。(ただ、文中に挿入される英語表現がなんか感に触るんだよね。)

ここから続き

投稿者 hatch : 2005年3月29日 00:05

コメント

まあ、万博なんて多かれ少なかれ、一部の人間と、大企業の利権だけのために開かれるものですから。
さらにいまさら一般人にその黒い部分を伝えるために「虚飾」とかいって本を出版し、それで設けている出版社もそのテーブルに乗っかっているわけですよ。
関西新空港が建設される際も同じようなことがあって、当時大学生の自分は、イギリスで80年代に唱えられた現代社会に対する思慮深く、大胆な意見「Don't trust over 30.」というポリシーを胸に刻み込み、アナーキーな(ただ単に負け犬の遠吠えによく似た現実逃避、ドロップアウトともいうが)学生生活を送っておりました。
あと確かに挿入されている英語表記は理解不能ですね。
「前田 栄作」なる作者がこれをもって何を伝えたいのか、かなり注意深く行間を読み取る必要がありそうです。
僕は読まないと思いますけど。

投稿者 hashi : 2005年4月 1日 17:12

うーん、たしかに一つ思うのは「虚飾」ってタイトルはなんかピンとこないんだよね。「飾」があるだけまだましなんじゃないかと、少なくともこの本を読むかぎり、「飾」すらない「虚の....」のほうがイメージにあっているような、あえて書かないけど。

投稿者 hatch : 2005年4月 3日 22:34

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