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2005年12月18日

横浜トリエンナーレと匣

ここに行って来た。横浜山下ふ頭の巨大な倉庫2棟を展覧会場としたアートイベントだ。こういう体験・参加型の作品には定番的な仕掛けとして、”のぞき見させる”作品がおおとしてある(と思う)。小さい穴からのぞぎ見させたり、大きなものでは四方を壁で囲って中に入らないがぎり内側で何が行われているがわからないもの、あるいは”のぞく”行為を駆り立てる巧みな演出自体が作品だったりする。隠されれば余計見たくなるのが心情というもの、ましてわずかな隙間をのぞき見るために何人も並んでいると気になって仕方ない、きっとその先には日常を超えた”何か”がきっとあるに違いないと。しかしそこはアートのイベント、だいたい期待したようなものは出てこない、難解で首を傾げて退場するケースも多々ある。でも稀にのぞき見た先にほんとに予想もしなかった世界(作品)であったりするからこういうイベントがけっこう好きなのかも。

もしくはこの切り口は単純にその前夜に読み終えた『魍魎の匣』という小説のせいかもしれない、あーオモロかった。

Yokohama_0206.jpg
ここから続き

投稿者 hatch : 2005年12月18日 00:00

コメント

おっ,読み終わったのね。あれ面白いでしょ?長いけど結構さーっと読めるところがまたいいですね。

投稿者 toru : 2005年12月19日 01:55

いや〜、この本はほんとハマるね、なんていうかこのエグさが糸を引くんだよね。読み終わって最後に見開きの写真を見ると背筋が寒くなりました。

投稿者 hatch : 2005年12月19日 23:31

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